【アプリ開発会社選定】開発規模によって必要なスキルは違います

投稿者: | 2016年10月31日

2階建てと犬小屋のようにアプリも開発規模によって必要なスキルは違います

先日、聞いたこんな話。

「あるアプリ開発会社へ開発を依頼した。何本も実績があって、そのアプリも使ってみたらよかった。だから、頼んだのだけど失敗しました。なんでですかね?」

その話の続きを聞いて、そこがダメだった理由が分かりました。

実際、ありがちな理由なのです。

さて、その理由とは?

過去に作ったアプリでは何をやったのだろう?

(開発実績の判断についてはこちらでも書いていますので参考にしてください。)
【アプリ開発会社選定】開発実績がたくさんあれば安心できる?

アプリでも、システムでも「これを当社が作りました」という裏に隠れているのは、どこまでを担当したかということなのです。

例えば、家を建てる時、設計事務所から、電気工事、水道工事、配管、左官、不動産会社等々、大変多くの人が関わることでしょう。

さすがに、水道工事担当の人が「この家は俺が作った」とは言わないまでも、お伝えしたいのは、家を建てるには多くのプロセスがあり、それぞれ役割があるということです。

アプリ開発を行う時にも「企画作成」から始まり、「設計」「開発」「保守・運用」といくつものプロセスがあります。

(詳しくはこちらをご覧ください。)
【アプリ開発の進め方】初めて業務システムでアプリ開発をするときに

このプロセスの中で、人手がかかるという意味で比重がかかるのは「開発」=「プログラミング」なのです。

開発のプロセスをよくご存じない方であれば、システム開発はプログラムを組むことが全てと思われることでしょう。実際、新人エンジニアの時は私もそう思っていました。

先の家の例だと、大工さんが材木を組み、くぎ打ちをしているところに相当するのではと思います。

ここがいかにも作っている、という感じがします。

だから、プログラミングをやれば「当社が作りました」と言ってもそれは嘘ではありません。嘘ではありませんが十分な説明とも言えません。

まずは規模の違いがある

アプリ開発も犬小屋と住宅のように難易度に違いがあることを説明します。

また、家の例を出します。

2階建ての家と、犬小屋。どちらが簡単でしょうか?

アパートと2階建ての民家だとどちらが簡単でしょうか?

建築の知識がないとしても、容易に想像がつきますよね?

犬小屋であれば(ワンちゃんごめんなさい)、余程凝ったものは別として、特に設計図を書かなくとも作り始めることができるのではと思います。しかし、2階建ての家を設計図もなしに作り始めることはできないでしょう。

実は、アプリ開発も同じです。

さほど大きくないものであれば、設計をしなくとも、言い換えると、とりあえず作り始めても何とかできてしまいます。

しかし、規模が大きい業務用のアプリなどでは、そうはいきません。
(注:我々の業界は時に天才的なエンジニアがいます。その人たちは例外としておきます)
しっかりとした設計を行わなければなりません。

つまり、仮に設計から開発まで全て行ったとしても、その規模によっては設計と呼ぶ工程の質が異なるということなのです。

小さなアプリは作れても、規模が大きくなると設計スキルは全く違います。

管理能力も必要

犬小屋なら設計がなくても建て始められるけど2階建て住宅なら設計が必要。アプリ開発もそれと同じなのです。

また、規模が大きくなった場合、クライアントから、デザイナー、プログラマー、システムエンジニア等々関わる人が増えてきます。

そして、問題もたくさんでてきます。(いくらうまくやっているつもりでも出ます)

そんな時に、的確に優先順位付けをし、関係者を調整し、プロジェクトを推進していくという管理能力が必要となります。これは経験なくしてできません。

ですが、前述のとおり、規模が大きくない場合は問題が起きても何とかなってしまうのです。

単純に言うならば、1人月程度の開発規模だとすると、途中で問題が起こっても極端な話、1ヶ月で解決します。また作り直せばいいのですから。

しかし、100人月の開発規模だとどうでしょう?この規模を作り直すのは至難の業です。そうそうそんな決断はできないでしょうが。

もっとも全て作り直すというはあまりにも極端な話。いずれにせよ規模が小さければ、一部を作り直しても「大変だったな。」で、リカバリーができる範囲だと言うことなのです。

やっぱり難しいのは要件定義

再三取り上げているのは要件定義。

これは、最も重要であり、高いスキルが要求されるプロセスです。

これもまた、小さな規模であるならば要件も少なく済むので漏れも少ない。
しかし、大規模になると、そうはいきません。

(要件定義についてはこちらをご覧ください)

要件定義とは?
【アプリ開発】『要件定義』ではどこまで「定義」するのか?
【アプリ開発】 要件定義の漏れはなくならない
当社が要件定義でフェイス・トゥ・フェイスにこだわる3つの理由
システムのプロは、あなたの業界のプロではない (常識が常識ではないことを思い出してください)

冒頭の失敗の理由は要件の理解不足、規模の違い、そして管理能力不足ということに問題がありました。実は我々の業界からすると、そんなことは珍しいケースではありませんので、「よくある話」です。

しかし、開発を委託する側からすると、開発自体、そう慣れているものではありませんし、実績として見せられたアプリが、自分がこれから作ろうとしているものとどれ程違うのかは分からないものです。

 

今回のテーマも、一つの判断材料に役立てて頂ければ幸いです。


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