大変高額なアプリ開発
業務用システムとしてのアプリならばなおさらです。
心情的には、少しでも金額を落として開発したい。
もちろん、そう考えることでしょう。
しかし、その際、値引きによって金額を抑えることだけを考えると、返って高くついてしまうことすらあります。
今回はその理由がテーマです。
アプリ開発会社が値引きする場合、それには以下のパターンがあります。
予め値引きを見越して見積もっている
最初の見積書の段階から、出精値引き△200,000 などと頼んでもいないのにこんなに値引きしてくれるんだという会社。私としては、逆に疑問に思ってしまいます。
これは、当然ながら十分な利益がある、つまり値引きを前提とした見積金額になっているわけで、むしろそれが正価だと考えるのが自然ではないでしょうか。
もちろん、御社とお取引をしたいので、利益を削っての値引きです。という理由もあるのでしょうが、別のところで頑張るべきだと思うのは当社としての考え方です。
多めに適当に見積もっている
次は、値引きを見越す以前に、このくらいの金額にしておけば絶対に利益がでる。という大ざっぱな見積の場合です。
見積自体が大ざっぱであるので、値引きも大ざっぱに、この程度値引いても損はないはず。という感覚で出てくるものです。
見積時点で、このような感覚であれば、開発自体も細やかな進め方になるとは考えにくく、お勧めできる開発会社ではありません。
損して得を取ろうと考えている
その昔問題となった、システムの1円入札をご存知でしょうか。大手SIerが広島市水道局のシステムを1円で入札したのです。簡単に言うならば、最初にそのシステムを納入さえしてもらえば、以降は保守契約によって継続的に売り上げが見込めるため、そこで回収しようという発想です。コンピューターが汎用機全盛の時代のことです。
参考:ITゼネコン (出典 Wiki)
官公庁システムの超安値落札に一石 公取委がNTTデータなど4社を注意 (出典 IT pro)
これは極端な例ですし、昨今なくなりましたが、考え方は同じであり、最初は損したところで次回以降の開発が見えている、あるいは保守契約を結ばなければ運用が成り立たないことが分かっているから、そこで損した分を取り返そうという発想から成り立ちます。
機能削減によって値引きを行う
本来見積もりに入っていた機能がなくなったことにより、金額が低くなる場合です。この場合は、「値引き」と明細に入るのは誤りで、見積明細から該当機能がなくなるか、補足・前提条件としての記載が追加されているのが正しいです。
値引きではないにせよ、委託する側からの見積金額削減に対して、しっかりと説明があった上で、機能削減で見積額を落とすというのは、むしろ正当なやり方です。
まじめ過ぎる
もう一つあります。
それは、まじめ過ぎる開発会社です。
値引き要求が来た場合、「もしかすると儲けすぎているかもしれない。値引けと言われたから値引きをしよう」「この案件のエンジニアの給料はいくらだから、その金額を確保できればいいや」と発想し、値引くのです。
会社として成り立たせるためには、エンジニアの給与は当然ながら、様々な経費、将来への投資等々を踏まえた利益も含めて見積もりをして当然。しかし、利益を悪だと考えてしまうのです。これはエンジニアしかやってこなかった者の発想。(自分もそうでした。。)
委託する側がそれで一時的に得をしたとしても、その会社が適正な利益がないために、継続性を失うとしたならば以降のシステム保守はどうするという問題になるため、もしそんな会社なようであれば、気を使ってあげてほしいと思います。
値引きされたら理由を聞く
前述のとおり、値引きには必ず理由があります。
アプリ開発会社が値引きをしてきたなら、値段が下がったことを単純に喜ぶのではなく、その理由を聞きましょう。
そして、その理由が理解できるものであれば、その会社を評価する一因にしてください。逆にしっかりとした説明ができないようであれば、評価を下げる一因とすべきです。
何においても納得できる開発会社とお付き合いしたいものです。
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