【アプリ開発費用】見積書を見れば分かるアプリ開発会社の考え方やスタンス

投稿者: | 2016年9月28日

アプリはスーパーカーを買えるほどの金額。見積書を見れば分かるアプリ開発会社の考え方やスタンスについて説明します。

アプリ開発、特に基幹、業務システムにおける場合、見積書の金額は新車の自動車から、スーパーカーまで買えるほどの値段になります。

(これほどの金額。仕事としては当たり前な感覚になってしまっています。しかし、一個人として、スーパーカーが買える、家も建てられるほどの価値であることを当社のメンバー、そして開発会社の人たちは常に意識して仕事に接するべきだと思います。)

さて、この見積書というもの

業界で決まった書式があるわけではなく、会社ごとに書式はバラバラ。
もちろん、そこに記載されている内容も異なります。
そのため、複数社へ提案依頼をした際、並んだ見積書を比較検討するだけでも骨が折れる作業ですが、そこは、視点を変え、開発会社の考え、スタンスが見えてくるものと思えば非常にいい資料の一つになるのです。

 

見積書の依頼段階によって内容が異なる

まず、理解しておいて頂きたいのは、見積書にも段階があることです。

概算見積書、(正式)見積書、(最終)見積書と順次正式な見積書になります。

概算見積書は、その名のとおり、概算での見積もりです。
この見積書は、開発委託者側が稟議を上げるためや、企画を精緻化するためなどの目的において、大よその金額感を知りたい場合に、開発会社へ概算金額での見積もりを依頼をすると提出されるものです。

あるいは、開発委託側が正式な見積書を依頼したつもりであっても、依頼開発会社側が後述する前提条件を付けたとしても、正式見積を出すにはリスクが大き過ぎると判断した際に、概算見積書という形式で提出されます。

開発会社によっては、特に「概算」と書かずに概算見積書を出す場合もあります。
もし、「現段階での」であったり、「おおよその」などの枕詞が付くようならば、概算として認識するのがいいでしょうし、その真意について説明がないならば、自身で解釈せずにしっかりとした説明を求めておくほうが後のためになります。

 

「数量:一式」の裏にある考え方

(パターン1)
見積の明細欄で数量が具体的に書かれている場合

項目     単価(人月) 数量 金額
会員管理機能 1,000,000      2.0     2,000,000

ならば、会員管理機能が2人月で200万となります。

(パターン2)

見積の明細欄で数量が一式と書かれている場合

項目     単価(人月) 数量 金額
会員管理機能   ―       一式    2,000,000

開発工数は不明ながら、200万でできる。という意味に変わります。

さて、この裏には開発会社のどのような考え方が隠れているのでしょうか。

単価については「人月単価の話」 1人月○○○万円、なんてアテにならない」 を参考にしてください

数量が具体的な数字になっている場合、経験値からこれくらいの工数で開発できるという考え方です。

一方、一式にする場合はよく分からないけど適当に入れておこうという考え方です。

但し、その明細がさらなる明細のまとまりになっている場合はその限りではありません。
例えば、会員登録機能、会員変更機能、会員検索機能があってそのまとまりとして会員管理機能になっているならば、一式と表現することもあります。その場合は、各明細で数量を持っているかどうかによります。

また、当社の場合であれば、お客様の好みを反映しつつ変更を何度か繰り返すようなアプリのデザインについては、その作業の進め方から、一式とすることもあります。

留意して頂きたいのは、「一式」に何が隠れているのかを確認すべきということです。そこに見積の精度が見え隠れするからです。

 

大切なのに見落としがちな「前提」

見積書の備考欄はよく確認してください。
そこに重要なことがひっそりと書かれていることが多いのです。

これは、アプリ開発に限ったことではありませんが、スマホ実質0円!但し、解約金やら何やらと細かい文字が並んでいるあれのようなものです。(もっともスマホ販売については最近厳しくなり実質0円もNG、しっかりと説明をするということに変わってきてますが、料金体系はまだまだ分かりにくいですよね。)

この前提に、対応機種・OSの範囲だとか、開発する機能はどの資料の範囲だとか、重要なことが書かれています。

前提が書かれている文字の大小は別として、この前提をしっかりと説明してくれたかどうかによって、開発会社のスタンスが見えてきます。

あまり触れたくないところだが、後から思い違いがあった場合に有利にするため、書いておくけど説明はしないのか、重要だからこそ記載してしっかり説明するのに大きな違いがあります。

これは、どちらが取引するにふさわしいか明らかなことです。

また、開発委託側が、まだ要件として決め切れていないこともまた前提とします。その要件がどうなるかによって、開発工数を大きく左右する場合は、前提条件として明示した方が相互認識になるのです。

 

大きな案件ほど見積書では完結しない

備考欄に書かれていることが重要、前提の説明が重要だと前述しましたが、案件が大きくなれば逆に見積書に備考欄も前提の記載も書かれていないことがあります。

なぜなら、大きな案件では見積書以外に提案書が必ず存在するからです。

重要なことは、むしろ提案書のページを割いて明確に記載されているべきです。

その場合、見積書の備考欄には、「○○アプリ開発提案書 yyyy.mm.dd付け」の通りというような記載になっているでしょう。

あるいは、提案書に欠けているとするならば、契約書や発注書に明記されているべきです。

 

わずかなページ数の見積書ですが、これを見るだけでもアプリ開発会社の考え方やスタンスが見えてくるということをご理解頂けましたでしょうか。見積書はとても大切な書類です、じっくりと見定めて頂けたらと思います。

 


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