アプリ開発会社から見積もりを取ると、1人月70万円とか、100万円とかいった数字が出てきます。
システム開発会社の見積もりというのは、信じられん!というような話題も世の中にはたくさんあるのも事実です。
念のため申し上げると、この人月単価というものは、
1人のエンジニアが2ヵ月かかってアプリを作るとするならば、工数は2人月、人月単価が100万だとするならば、
工数 2人月× 100万円/人月 = 200万円
という計算で見積もりが出ます。
少なくとも私がこの業界に入ったころから、人月単価という考え方は続いており、またユーザー側からは、システム会社の人月単価というのは分かりにくいとも言われ続けています。
何人が、どれだけかかって作るということが問題ではなく、ユーザーに取って、そのシステムがどれだけの価値を生むのかという視点から見積もるべきだ!という考えがあるのも事実です。
しかし、前述のとおり、いまでも人月単価という考えが消えることはありません。
人月単価は安い方がお得!?
さて、ではこの人月単価は安ければいいのでしょうか?あるいは、高い方が優秀なエンジニアなのでしょうか?
ユーザー側からしてみれば、単価は安いに越したことはない。
そう、考えるかもしれません。
いや、ちょっと待ってください!
実例をご紹介します。
A社の人月単価は70万、B社の人月単価は100万でした。
そして、システム全体の見積もりを行いました。
どちらが高かったでしょう?
実はA社の方が高かったのです。
なぜそうなるか?
先の計算式を思い出してください。
見積額は 工数 × 人月単価で計算されます。
※実際の見積もりは別の要素(ディレクション費N%など)が含まれますが、ここでは話を分かりやすくするためこう表現しています
つまり、人月単価が安くても工数が大きければ見積額が大きくなるのです。
A社が見積もった場合、10人月かかると判断しました。
そうすると、10 人月 × 70万 / 人月=700万です。
B社は、5人月でできると判断しました。
そうすると、5 人月 × 100万 / 人月=500万です。
人月単価に30万の違いがあるのに、見積工数が1/2であるためこのような結果が生まれるのです。
人月単価よりも生産性
そんなに工数に差が出るもの?
そう疑問に思われるかもしれません。
出ます。
システム開発の生産性というのは、プログラミングフェーズではできるエンジニアとそうではないエンジニアに10倍の差があります。いや、それ以上差がつくこともあります。
試しにネットで検索してみてください「プログラミング生産性 100倍 違い」
この話題が珍しいものではないことがお分かりいただけると思います。
もちろん、プログラミングだけではなく、その前工程である、要件定義、設計においても、生産性に開きはあります。
ましてや、要件定義や設計において生産性の差だけではなく、品質に差が生まれると、その結果次第で何十倍、いやそれ以上の違いすら起こり得るのです。
では、人月単価が高ければ生産性は高いと判断してもいいのか?という考え方もあります。
これもNo!です。
一般論として、高いからには品質に自信があるのだろうと考えてしまいます。
事実私もそう考えたこともありました。
しかし、当社が経験したのは、1人月100万円の価格が提示された、設計もプログラミングもできるエンジニアの仕事が、初級プログラマのレベルであったという事実でした。
人月単価というものは単純にアテにしてはいけないものだということです。
では、何をもって判断するのか?
品質に優れているのかということが一つ判断材料になるかと思います。こちらをご参考にしてみてください。
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